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2010年8月20日 (金)

竜田川

古来 奈良の都の西方の山が 竜田山で そこを流れる川を 竜田川

万葉集にも詠われる紅葉の名所     081204tatutagawakouyou20001   

有名なのは 古今集の在原業平の歌

「千早ぶる 神代も聞かず竜田川 から紅に水くくるとは」

紅葉で 竜田川の水を紅に染めるとは 神の国にも聞いたことがないくらい

不思議なことという意味

六歌仙、三十六歌仙の一人 「伊勢物語」主人公業平は 結構イケメンlovely 

プレイボーイ? だった らしい?eye bearing

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豊圀の浮世絵 上が業平

万葉集では 高橋虫麻呂が西海道節度使として遣わされる 藤原宇合(うまかい)に

送った歌に

「竜田道の岡辺の道に 丹つつじの にほはむ時の桜花咲きなむときに」 

 巻6-971

竜田山の春は桜やつつじが咲き 秋は紅葉の美しい道であったと思われます。

平安時代より 自然の美しさをめでて 江戸時代に入っても変わることなく

尾形乾山は 焼きものに この水に流れる竜田の紅葉を色鮮やかに表し 今尚、 

茶人の心を離さない。

乾山を語ると限がないので 私も少しアレンジして お香合を作ってみました。

2002_0101_000915dscf0027_2 竜田川

早く秋が来ないかなぁ~

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