2013年3月28日 (木)

窯焚き

3月27日までには 焼こうと思っていた

シンポの灯油窯

無煙装置付・・・

2013_0328_161046dscf0005

さすがに 煙はほとんど無し・・・

で、苦情も無し

と言うわけで 終盤雨もポツポツ

で、8時間半で無事終了sign01

さて、上手くいってるのか ドキドキです(?_?)

2012年11月 8日 (木)

巳香合

いよいよ、今年もこの季節が

やってきました

来年は、蛇ということで 色々考えて

2012_1010_144546dscf0005_2

上から見ると こ~んな感じ・・・

2012_1010_144447dscf0003

古来(縄文、弥生時代)より 日本人は農耕民族であり

大切な農作物を荒らす害虫や 少動物を退治してくれる

蛇は 神様の使いと崇められ 後には雨乞いや水害からも

守られるよう 原始信仰の始まり・・・神社のルーツと

なっていると 古事にあります。

縄は 蛇を意味し 三角の文様は 蛇の鱗を

表し 進化 再生、発展 豊穣 と願ってあります。

蛇の脱皮した皮を 財布に入れておくという縁起も

こういう事柄からの始まりと考えられます。

今年は こういうコンセプトで

緋襷焼成という自然な感じにし

金泊をあしらってみました。

巳香合は、桐箱に入って¥6500-でご提供sign03

ご注文はメールフォームにても

承ります。





2011年11月10日 (木)

龍香合

今年も この季節がやって参りました。

じゃ~んsign01

2011_1109_234126dscf0004

今年は 磁器に挑戦です(*^^)v

熊野焼万葉窯、オリジナル呉須赤絵の香合

四方隅切り・・・

手間を惜しまず細部まできっちり・・・

2011_1109_233527dscf0001

こんな工程で・・・

ただいま、奮闘中です・・・

2011年10月16日 (日)

秋草の向付

田辺市展に出展したばかりの 向付が お嫁にいきました(~o~)

2011_1014_004744dscf0002

これを作りたいために 型の原型を造り、

たたら板土で形成

口の部分を波切りして

高台は 三つ足・・・と とても作り出しから凝りました。

2011_1014_004821dscf0003

素焼きをして 白化粧土を あらかじめ絵付けの部分だけ

塗っておき、鉄絵の部分も描いておきます。

内側もきっちり描きます。

本焼きした後、今度は色絵を彩色し低下°で焼成

そして更に金彩を施して やっと完成happy01です。

手間暇かけた作品がお嫁に行った先は

白浜は富田駅から直ぐの 「柚月」さん

お気に入りのお店です。

あ~どんな料理で登場するのか楽しみですrestaurant

皆さんも一度出掛けてみてはいかが?

2011年2月26日 (土)

伊羅保茶碗

今日は 少し伊羅保茶碗のお勉強を・・・

大振りな茶碗、口縁は切り回しが有りたいてい 「べべら」になっている。
「べべら」とは形成のとき土が不足して口縁が切れたのを別の土で補って直した物で、本来偶然の所作なのにこれを一つの景色と見たてた。
高台は竹の節、見込みは白い刷毛目有り(内刷毛)といって約束事の一つ

朝鮮茶碗の中でも最も侘びた寂物として賞翫されている。
古伊羅保、片身替り、釘彫り、黄伊羅保等が有る。

2002_0101_000020dscf0047

朝鮮半島から渡ってきた高麗茶碗

中でも伊羅保はとても野性的。 土は砂や石をかみ 

轆轤をひくと、私の指は粗い土のせいで直ぐに摩耗してしまう・・・

伊羅保茶碗の制作にあたっては、師に教えられた7つの約束は

気品を添える大事な心得と肝に銘じていますが・・・

やはり茶碗は難しいな・・・think

2010年11月21日 (日)

因幡の白ウサギ

新作ブログでも紹介しています香合・・・

日本神話に出てくる因幡の白ウサギをイメージして・・・

2010_1106_031928dscf0007

2010_1106_040905dscf0010

紀伊民報で本日紹介頂きました。

日本神話に、因幡の白ウサギがありますが、隠岐の島から

本土に渡ろうとしているうさぎは なにか今の自分と重ねてしまいます。

毎日、小さな工房で 作品をつくる私にとって 個展など開けるよう 夢見る気

持ちは少しずつ膨らみます。

今日こうして 記事に取り上げて頂けましたのも 皆様の応援あってと

感謝致しております。

これからも、一品、一品、心を込めて制作に取り組みたいと思っています。

現在 ゴリラさんで アンテゴリラン展が開催中で 香合も 飛び入り参加

させて頂いてます。

2010_1118_035130dscf0036_2 薔薇

(ゴリラにて)  

それが終わったら みすや呉服店さんのショウウインドウへ 

飾られる予定です。

南新町を 通ったら 是非ご覧になってみてください。

2010年11月 7日 (日)

万葉の世界~龍田川

万葉集にも10首以上詠われている龍田川・・・

桜の龍田山も紅葉の龍田山も とても好きlovely

これは、田辺市展に出品しました 段かさね・・・つまりお重箱

もうすぐ お嫁に行くかもしれないので・・・

あっ、私じゃなくて 作品がです(*^^)v

2010_1104_215535dscf0001_3

奈良の竜田山も 紅葉はもう少ししてからかなmaple

2010年9月20日 (月)

鳥獣戯画

うさぎ、かえる、さる、きつね等を人物に見立てて描いた、昔むか~しの元祖漫画絵。

京都右京区 高山寺に伝わる国宝絵巻物。それの写し・・・

2010_0916_222609dscf0021 こ~んな感じpencil

段重ね・・・・なんですけど         2010_0916_222704dscf0022

搬入が26日と迫ってきています。

描いているのは鳥獣戯画だけど、お尻に火impactが付いて

自分はカチカチ山bomb状態run

まだ、下絵途中(;一_一)、       

この後、本焼きをして 上手く焼ければ県展行きの予定で~すぅscissors

2010年8月20日 (金)

竜田川

古来 奈良の都の西方の山が 竜田山で そこを流れる川を 竜田川

万葉集にも詠われる紅葉の名所     081204tatutagawakouyou20001   

有名なのは 古今集の在原業平の歌

「千早ぶる 神代も聞かず竜田川 から紅に水くくるとは」

紅葉で 竜田川の水を紅に染めるとは 神の国にも聞いたことがないくらい

不思議なことという意味

六歌仙、三十六歌仙の一人 「伊勢物語」主人公業平は 結構イケメンlovely 

プレイボーイ? だった らしい?eye bearing

2010_0820_111532dscf0011_2

豊圀の浮世絵 上が業平

万葉集では 高橋虫麻呂が西海道節度使として遣わされる 藤原宇合(うまかい)に

送った歌に

「竜田道の岡辺の道に 丹つつじの にほはむ時の桜花咲きなむときに」 

 巻6-971

竜田山の春は桜やつつじが咲き 秋は紅葉の美しい道であったと思われます。

平安時代より 自然の美しさをめでて 江戸時代に入っても変わることなく

尾形乾山は 焼きものに この水に流れる竜田の紅葉を色鮮やかに表し 今尚、 

茶人の心を離さない。

乾山を語ると限がないので 私も少しアレンジして お香合を作ってみました。

2002_0101_000915dscf0027_2 竜田川

早く秋が来ないかなぁ~

2010年7月19日 (月)

あふひ草

「今の世も ひかりとぞ見る あふひ草 まつりにさせる かものつかひは」

藤原為家   

京都、賀茂祭が、葵祭と呼ばれる所以は、『賀茂旧記』に「吾に逢いたければ葵を飾り、祭りをして待てば地上に降りよう」との 御神託の記述があります。

あふひ草とは,葵草のこと。去年、上賀茂神社で この葵草を買って 中庭に植えた所 えんじ色と 白い花も咲きました。花はもう終わりましたが 葉っぱの葉脈を見て、賀茂神社と 徳川三つ葉葵 紋を思いだし、一人うなずく私です。

2002_0106_232925dscf0001_2 2002_0101_001349dscf0033 葵紋喰籠