いよいよ、今年もこの季節が
やってきました
来年は、蛇ということで 色々考えて
上から見ると こ~んな感じ・・・
大切な農作物を荒らす害虫や 少動物を退治してくれる
蛇は 神様の使いと崇められ 後には雨乞いや水害からも
守られるよう 原始信仰の始まり・・・神社のルーツと
なっていると 古事にあります。
縄は 蛇を意味し 三角の文様は 蛇の鱗を
表し 進化 再生、発展 豊穣 と願ってあります。
蛇の脱皮した皮を 財布に入れておくという縁起も
こういう事柄からの始まりと考えられます。
今年は こういうコンセプトで
緋襷焼成という自然な感じにし
金泊をあしらってみました。
巳香合は、桐箱に入って¥6500-でご提供
ご注文はメールフォームにても
承ります。
今日は 少し伊羅保茶碗のお勉強を・・・
大振りな茶碗、口縁は切り回しが有りたいてい 「べべら」になっている。
「べべら」とは形成のとき土が不足して口縁が切れたのを別の土で補って直した物で、本来偶然の所作なのにこれを一つの景色と見たてた。
高台は竹の節、見込みは白い刷毛目有り(内刷毛)といって約束事の一つ
朝鮮茶碗の中でも最も侘びた寂物として賞翫されている。
古伊羅保、片身替り、釘彫り、黄伊羅保等が有る。
朝鮮半島から渡ってきた高麗茶碗
中でも伊羅保はとても野性的。 土は砂や石をかみ
轆轤をひくと、私の指は粗い土のせいで直ぐに摩耗してしまう・・・
伊羅保茶碗の制作にあたっては、師に教えられた7つの約束は
気品を添える大事な心得と肝に銘じていますが・・・
やはり茶碗は難しいな・・・
新作ブログでも紹介しています香合・・・
日本神話に出てくる因幡の白ウサギをイメージして・・・
紀伊民報で本日紹介頂きました。
日本神話に、因幡の白ウサギがありますが、隠岐の島から
本土に渡ろうとしているうさぎは なにか今の自分と重ねてしまいます。
毎日、小さな工房で 作品をつくる私にとって 個展など開けるよう 夢見る気
持ちは少しずつ膨らみます。
今日こうして 記事に取り上げて頂けましたのも 皆様の応援あってと
感謝致しております。
これからも、一品、一品、心を込めて制作に取り組みたいと思っています。
現在 ゴリラさんで アンテゴリラン展が開催中で 香合も 飛び入り参加
させて頂いてます。
薔薇
(ゴリラにて)
それが終わったら みすや呉服店さんのショウウインドウへ
飾られる予定です。
南新町を 通ったら 是非ご覧になってみてください。
万葉集にも10首以上詠われている龍田川・・・
桜の龍田山も紅葉の龍田山も とても好き
これは、田辺市展に出品しました 段かさね・・・つまりお重箱
もうすぐ お嫁に行くかもしれないので・・・
あっ、私じゃなくて 作品がです(*^^)v
奈良の竜田山も 紅葉はもう少ししてからかな
うさぎ、かえる、さる、きつね等を人物に見立てて描いた、昔むか~しの元祖漫画絵。
京都右京区 高山寺に伝わる国宝絵巻物。それの写し・・・
こ~んな感じ
段重ね・・・・なんですけど
搬入が26日と迫ってきています。
描いているのは鳥獣戯画だけど、お尻に火が付いて
自分はカチカチ山状態
まだ、下絵途中(;一_一)、
この後、本焼きをして 上手く焼ければ県展行きの予定で~すぅ
古来 奈良の都の西方の山が 竜田山で そこを流れる川を 竜田川
万葉集にも詠われる紅葉の名所
有名なのは 古今集の在原業平の歌
「千早ぶる 神代も聞かず竜田川 から紅に水くくるとは」
紅葉で 竜田川の水を紅に染めるとは 神の国にも聞いたことがないくらい
不思議なことという意味
六歌仙、三十六歌仙の一人 「伊勢物語」主人公業平は 結構イケメン
プレイボーイ? だった らしい?
豊圀の浮世絵 上が業平
万葉集では 高橋虫麻呂が西海道節度使として遣わされる 藤原宇合(うまかい)に
送った歌に
「竜田道の岡辺の道に 丹つつじの にほはむ時の桜花咲きなむときに」
巻6-971
竜田山の春は桜やつつじが咲き 秋は紅葉の美しい道であったと思われます。
平安時代より 自然の美しさをめでて 江戸時代に入っても変わることなく
尾形乾山は 焼きものに この水に流れる竜田の紅葉を色鮮やかに表し 今尚、
茶人の心を離さない。
乾山を語ると限がないので 私も少しアレンジして お香合を作ってみました。
竜田川
早く秋が来ないかなぁ~
「今の世も ひかりとぞ見る あふひ草 まつりにさせる かものつかひは」
藤原為家
京都、賀茂祭が、葵祭と呼ばれる所以は、『賀茂旧記』に「吾に逢いたければ葵を飾り、祭りをして待てば地上に降りよう」との 御神託の記述があります。
あふひ草とは,葵草のこと。去年、上賀茂神社で この葵草を買って 中庭に植えた所 えんじ色と 白い花も咲きました。花はもう終わりましたが 葉っぱの葉脈を見て、賀茂神社と 徳川三つ葉葵 紋を思いだし、一人うなずく私です。
葵紋喰籠