熊野古道~千里王子
近いのに 意外と行ったことのない名所が
ここ 千里王子・・・。
眼前に広がる千里が浜は、「枕草子」、「伊勢物語」、「大鏡」、「保元物語」など、多くの文学作品に登場します。
「大鏡」には、花山法皇が熊野参詣の途中、千里が浜で病気になり、海岸の石を枕にしてお寝みになったとあります。
また、藤原定家が近露王子で行われた歌会で「くもきゆる ちさとのはまの 月かげは 空に時雨れて 降らぬ白雪」という千里が浜にちなんだ歌を詠んでいます。
というわけで 知り合いに同行させて頂きました。
ここには 花山法皇の歌碑もありました。
陰謀により 若くして生涯を終えた花山法皇を 思うと
何か 熱い思いにかられました。