「あ が た(縣)」という言葉から
まだ、中学生だった頃、 FMから流れる音楽を聴いていて
あがた森魚さんの 赤色エナジーだったかな
メロディーが流れ 深く印象に残ったのは
「あがた」という言葉・・・
知らないのに 知っているような・・・
何故なのかな~と あがたさんの名前が
ラジオで紹介されるたび 繰り返し感じ
でも、それ程掘り下げて考えることもなく・・・数十年・・・
2,3年前に 偶々購入した 豆皿の小さな本・・・
いつも割と好きでよく見ていたのに
最近気がついたの・・
桜の文様が入った縣神社の謹製のお皿が・・・
あがた と確かに書かれているので
これは 絶対に行きたいと
活き揚々と京都へ・・・。
桜の神文がお出迎え・・・
御祭神は木花開耶姫命(このはなさくやひめ)
藤原頼通が平等院建立にあたり 同院総鎮守となり
藤原氏の繁栄を祈誓したとあります。
元々は、地主神・・・。
「あがた」の名は上古の「縣」の守護神であったことを
示しています。
わがたのむ縣の宮のます鏡
くもらぬ影をあふぎてぞまつ
ー新続古今和歌集ー
蛙なく縣の井戸に春くれて
散りやしぬらむ山吹の花
後鳥羽院御製 続後撰和歌集
現在はこじんまりとした良い感じで
なんとなく 昔は もっと広い森だったのではないかなと
行く前からあった、ほのかなイメージが
強く思う想像に 少し胸が熱くなりました。
6月5日からの縣の祭りは 御祭神略伝に詳しいように
信仰は「女性の守護神」 良縁成就 結婚
そして、6月8日の大幣神事は 平安期以来の道饗祭・・・。
かなり希有の祭りとのことです。
想い入れも重なり好きな場所の一つになりそうです。