伊羅保茶碗
今日は 少し伊羅保茶碗のお勉強を・・・
大振りな茶碗、口縁は切り回しが有りたいてい 「べべら」になっている。
「べべら」とは形成のとき土が不足して口縁が切れたのを別の土で補って直した物で、本来偶然の所作なのにこれを一つの景色と見たてた。
高台は竹の節、見込みは白い刷毛目有り(内刷毛)といって約束事の一つ
朝鮮茶碗の中でも最も侘びた寂物として賞翫されている。
古伊羅保、片身替り、釘彫り、黄伊羅保等が有る。
朝鮮半島から渡ってきた高麗茶碗
中でも伊羅保はとても野性的。 土は砂や石をかみ
轆轤をひくと、私の指は粗い土のせいで直ぐに摩耗してしまう・・・
伊羅保茶碗の制作にあたっては、師に教えられた7つの約束は
気品を添える大事な心得と肝に銘じていますが・・・
やはり茶碗は難しいな・・・