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2010年8月

2010年8月28日 (土)

雲錦

2010_0724_134654dscf0003_2 道八

こんな作品を,作れたらなぁ~と 焼きものを少しばかり かじっていた私

雲錦の菓子鉢を見て お菓子より 器に魅了されました。

当時どうして 桜と紅葉楓が 一緒に描かれているのか不思議なのと 

金彩の豪華さに 自分からは遠い技の存在でした。

あの 尾形乾山でさえ、桜は桜、楓は楓と 別々に描いているのに

雲錦手は、仁阿弥道八辺りからではないかと見られます。

春も秋も 年中通して使えるように、当時としては 斬新な作家のアイデア

起点は、茶道を嗜む世界感からかな

魯山人だって 好んで雲錦を取り入れているし 

Img_vs6_left_2 魯山人

でホームにもある作品2002_0101_000534dscf0023

素焼き、本焼き、色絵付け、金彩焼き付けと 結構手間暇かけてるのよんlovely

2010年8月23日 (月)

ハクレイ酒造の絶品スイーツ☆☆☆

shine天橋立まで 所要でお出かけ

御用が済んでから 宮津の方まで足を延ばして、目的は ハクレイ酒造さん。

日本酒党?の私 蔵元を訪ねられる至福の時間lovely

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酒呑童子や白嶺は 人気高いから皆様もよくご存じかと・・・

辛口すっきり お店では試飲も

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最近 蔵庫を改装してスイーツのお店が向かいに

 128056006945416110731_4  白嶺舎

happy01大吟醸アイスも 上品で美味しい2010_0822_131318dscf0021

久々のマイヒット!ほんのり梅酒の香りが更に美味しさを引き立てて

ひらりと気品高く、金箔も飾られてeye

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社長さんお薦めの 絶品ブラマンシェ!!器が升なので後の楽しみもlovely

ご苦労を重ねて やっと完成sweat01したそうです。

今は、こちらに行かないと手に入らないそうですが、通販も考えているそうです。

地水の良い土地には 美味しい米があり 当然旨~いお酒の元があるのよね

2010_0822_130951dscf0020 蔵元の名水

Karakuchihakurei  Syutendouji

しっかり 買い求め どちらから頂こうか 今夜は楽しみなのだぁ~happy01bottle

2010年8月20日 (金)

竜田川

古来 奈良の都の西方の山が 竜田山で そこを流れる川を 竜田川

万葉集にも詠われる紅葉の名所     081204tatutagawakouyou20001   

有名なのは 古今集の在原業平の歌

「千早ぶる 神代も聞かず竜田川 から紅に水くくるとは」

紅葉で 竜田川の水を紅に染めるとは 神の国にも聞いたことがないくらい

不思議なことという意味

六歌仙、三十六歌仙の一人 「伊勢物語」主人公業平は 結構イケメンlovely 

プレイボーイ? だった らしい?eye bearing

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豊圀の浮世絵 上が業平

万葉集では 高橋虫麻呂が西海道節度使として遣わされる 藤原宇合(うまかい)に

送った歌に

「竜田道の岡辺の道に 丹つつじの にほはむ時の桜花咲きなむときに」 

 巻6-971

竜田山の春は桜やつつじが咲き 秋は紅葉の美しい道であったと思われます。

平安時代より 自然の美しさをめでて 江戸時代に入っても変わることなく

尾形乾山は 焼きものに この水に流れる竜田の紅葉を色鮮やかに表し 今尚、 

茶人の心を離さない。

乾山を語ると限がないので 私も少しアレンジして お香合を作ってみました。

2002_0101_000915dscf0027_2 竜田川

早く秋が来ないかなぁ~

2010年8月14日 (土)

旅立ち

今日は、悲しいお知らせ。

去る8月11日、7時59分、義弟が、この世を旅立ちました。

家族を愛し 音楽を愛し 親友に恵まれ 多くの友達に親しまれ、消防団や,PTA・・・

数えれば限がないくらい 仕事と掛け持ちで 色んな責務や趣味をこなす 

太く短い生涯だったように思います。

5月半ばに 余命を宣告されてからの闘病は 言葉には 言い尽くせない深く重い日々

告知をしなかったので 元気になるまでと言って 友達に会うのを拒んだ。

でももう 残された時間がない

8月7日、呼吸が苦しい状態 酸素吸入が始まる。

親友や バンド仲間・・・友達呼ぶように 妹と決めた。

次から次へと 多くの友達が駆けつけて下さいました。

楽しそうに会話、あの嬉しそうな顏・・・

話をするのはしんどいけれど それは彼にとって shine掛け替えのないひと時

また来るからな 頑張れよ  

皆、其々に 心の限り励まして下さり また 何度も足を運んで下さった方、

来れないけれど同じ気持ちで 心配して下さった友人に 心より御感謝致します。

誰かが来ると、元気に振る舞うのですが、途中 ぐったりしてしまうこともあり、

折角来て頂いたのに 大分疲れている様子を見計らい帰って貰うよう 

言わざるを得なかった友達には 本当にお詫びを申します。

最後まで 泣き言を言わず、直すんやと言う気持ちを捨てなかった。

おねえちゃん 喉乾いたら 冷蔵庫にジュースあるで

自分のことより 周りへの気遣い

人間こんな窮地に会い こんな言葉がでるものかと 涙をこらえた。

元気になったら 皆の前でギターを弾きたかった。

家族と嵐山へ 旅行に行きたかった。

やりたいことは 沢山あったでしょうが、最期にいた友達との温かい時間は 

彼の大切な思い出として 幸せだったに違いありません。

コーヒー&シガレッツ  ベースギターを弾いていた隆を、メロディーと共に、  

いつまでも、忘れないでいてあげて欲しいと 心よりお願い申し上げます。

そして、皆様には 健康で明るくお過ごしくださいますよう きっと彼は望んでいるかと

想っております。

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2010年8月 9日 (月)

出雲大社その②~日御碕神社へ

6月に入り、出雲に出向いて どうしても一番行きたかったのが 素戔嗚尊の神魂の鎮まる

聖地 総本宮、日御碕神社・・・。出雲大社から、車で15分程。  

伊勢神宮が東のsun日登りの宮なら、日御碕神社は西のmoon3日沈みの宮。

そして、出雲大社の祖神でもあります。

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昭和天皇の御製『日御碕にて』

秋の果の碕の浜の みやしろに をろがみ祈る 世のたひらぎを

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日御碕神社の御神徳は 天照大御神の和魂と素戔嗚尊の奇魂、最強のニ神・・・。

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経島、別名日置島 日沈宮の元社

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隠ヶ丘  素戔嗚尊が、「わが神魂は この柏葉の止まる所に住まん」

と云ってお投げになった柏葉は ここ、美佐伎の隠ヶ丘に止まった。

国宝、重要文化財等多数。

日沈宮御内陣は、天井に十種神宝、両壁には古伝祭夕日の祭事の神幸式の模様、

神殿の床けこみ板には 唐獅子の図が河野派の筆により華麗荘重に画かれ、

神格の高さを感じました。

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2002_0101_000019dscf0096 こんな立派な松は初めてlovely

そして、願い事を一つと 一番の目的である、shine「奇跡」を 起こす御神砂を

 幾つか買い求め帰路につきました。

   

2010年8月 2日 (月)

海を想うコンサート

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田辺市立美術館にて 8月1日にバイオリンとピアノのコンサート。(無料)

エントランスホールで バイオリンの優しい音色に包まれ 素敵なひと時となりました。

絵画のイメージに選曲された20曲は、クラッシックから童謡まで 来場者が一体となって、楽しめる演奏会。

特に 多数の皆さんが 水を入れたグラスを持って 濡らした指で口を なぞると 不思議な音の世界が・・・。

選曲されたバイオリンの音色は 風になり、波になり、四季を奏で、時には鳥のさえずりさえ・・・ 目をつぶれば、今、そこにいる・・・・。もう、大満足!lovely

notes驚いたのは、博物館に展示されている、19世紀の ステッキバイオリンと、ストロービオラを 演奏されたこと。凄い!  ステッキバイオリンは、昔、貴族が、森でお茶会などの時、演奏したみたいです。

061210_102629_m ステッキバイオリン 右上ストロービオラ

帰ってから大変な事を 思い出した。長い間、閉まってあったバイオリン

メンテナンスしないとねェ~(-_-;)2010_0802_111143dscf0005

弓がボロボロ・・・・・。

2010年8月 1日 (日)

はんなり京都どす

あれは先月 京都へ行ったら、いつも行くお店がお休みだったので、清水の舞台から

飛び降りる気持ちで・・

は 大げさ(^_^;)ですが、鴨川沿いの木屋町通り入って直ぐにある 京鴨川懐石『櫻』へ・・・。

鴨川と言えば、春は桜花見、夏は川床 、ですが、この日は、雨がポツポツ・・・。

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室内は、堀炬燵式のカウンターで 日高料理長さんと会話も弾みました。

先付け湯葉豆腐から始まり、器も楽しみながらまずは一杯happy01

あっ、グラスに櫻の文字eye

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2010_0728_181523dscf0038  2010_0728_182411dscf0039 ついに登場、祇園囃子lovely

特に、焼き八寸と、はもしゃぶは良かったぁ~delicious

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ご飯ものは、お漬物のお寿司、デザートは、桃2010_0728_190214dscf0042_2

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賀茂茄子も美味しかった。

鱧は、九月に入ったほうが、脂が程よく乗っていて私は好きですが、

日高料理長の、、はもしゃぶのお出しが 本当に美味しいお味で、鱧を堪能しました。

お出しの秘話や、焼き八寸の塩で作る 波しぶきの簡単な作り方など、優しく丁寧に

教えて下さり、「おおきにぃ~。また おこしやすぅ」   100%京都の味でした。

            櫻さん 7月の献立です。