« 2011年1月 | メイン | 2011年3月 »

2011年2月

2011年2月26日 (土)

伊羅保茶碗

今日は 少し伊羅保茶碗のお勉強を・・・

大振りな茶碗、口縁は切り回しが有りたいてい 「べべら」になっている。
「べべら」とは形成のとき土が不足して口縁が切れたのを別の土で補って直した物で、本来偶然の所作なのにこれを一つの景色と見たてた。
高台は竹の節、見込みは白い刷毛目有り(内刷毛)といって約束事の一つ

朝鮮茶碗の中でも最も侘びた寂物として賞翫されている。
古伊羅保、片身替り、釘彫り、黄伊羅保等が有る。

2002_0101_000020dscf0047

朝鮮半島から渡ってきた高麗茶碗

中でも伊羅保はとても野性的。 土は砂や石をかみ 

轆轤をひくと、私の指は粗い土のせいで直ぐに摩耗してしまう・・・

伊羅保茶碗の制作にあたっては、師に教えられた7つの約束は

気品を添える大事な心得と肝に銘じていますが・・・

やはり茶碗は難しいな・・・think

2011年2月16日 (水)

丹後和紙

仕事で宮津まで向かったのですが、この日は阪和道が

雪の為不通になっていて、和歌浦を久しぶりに通りました。

2011_0215_211228dscf0010_2

不老橋が見えます。山頂には雪が・・・・。

そして、26号線から湾岸線へと渋滞に巻き込まれながら進みました。

舞鶴道に入ってやっと気持ちよく走り出し、宮津には

いつもより二時間遅れで到着。

2011_0216_020455dscf0014

宮津は30年ぶりの大雪

折角ここまで来たので、籠神社にお参り・・・。

2011_0216_023705dscf0015

2011_0216_025854dscf0017

真名井神社に立ち寄ると雲の隙間からsun日が射して来て

雪道の参道は気持ちよかったです。

帰りは大江に寄り道・・・。

丹後和紙の看板を発見sign03

2011_0216_050324dscf0020_2

2011_0216_050351dscf0023

2011_0216_050337dscf0022

丹後和紙(たんごわし)

【所在地】 京都府加佐郡大江町 
【主製品】 書道用紙・染紙・漆こし紙

現在73歳の田中正晃氏が4代目を、そして息子の敏弘氏が5代目を継ぐ田中製紙工業所。その歴史は古く、150年も前から、手漉きの和紙づくりを続けてきた。原料は地元で獲れる楮のみを使い一枚一枚丁寧に手漉きし、染めや加工などの作業を家族4人で分業している。生産性を求め海外の材料を使うことが増えている中、これほど材料にこだわり純粋な上質の和紙を作り続けているところは日本でも少ない。100年前に大江町に数多く存在した丹後和紙の製造元も今では田中製紙工業所のただ一件のみである。

原料のコウゾも、紙漉き全盛期には大量に生産され、他府県へも出荷され、良質なコウゾとして好評を得ていました。現在も地元産のコウゾだけを使用しての純生漉(きずき)丹後和紙です
2011_0216_050328dscf0021

日本の素晴らしい伝統工芸に出会った日でした。

2011_0216_050135dscf0018

新しい展示室の作品の敷物などに使うため 色々と購入しました。

展示室は今週ほぼ完成の予定なので 楽しみですhappy01

2011年2月 8日 (火)

本宮から玉置山へ

週末は 温かく用事も兼ねて まずは本宮大社へ・・・

修繕工事も着々と進んでいました。

2010_1208_204045dscf0053

結構知り合いの 御神灯がちらほら・・・

参拝門の正面はもう立派に完成し、現在は天照大神様の

社殿に取りかかっていました。

2011_0103_233041dscf0042

2011_0103_233128dscf0044

立派になり千木も神厳高く 聳えています。

2011_0103_233437dscf0046

これは、社務所・・・お色直しの暖簾は九鬼宮司さんの書・・・。

真白で 神々しかったです。 

実は この暖簾の写真は、年末23日に本宮大社へ

用事で出掛けた時のもので この日、天朝祭事で

運よく祓殿で神事に参加させていただき、

九鬼宮司さんの祝詞で 厳かにとり行われました。

十津川に向かうこの日は温かく 玉置山に向かうも

雪の心配なく駐車場まで・・・。

山雪は 在りましたがこんな山頂でも

風はないし 暖かでした。

2011_0206_215258dscf0049

雪と社殿と真っ赤な旗のコントラストが美しかったです。

社務所でゆっくりさせて頂き 宮司さんと一緒に

三柱神社に参拝・・・。

今日の玉置山も清々しくて 気持ちよかったです。

2011年2月 3日 (木)

鬼の目(柊)

我が家では、節分の日には 玄関に柊の葉と目ざしを張ります。

今年は多賀大社に朔日参りをした友達に 節分用にと

いただきました。

2011_0204_070935dscf0026_3

果てさて、この赤い「厄神」符はどのようにしたらいいのか

解らず、とにかく玄関にということで、

2011_0204_070752dscf0024

2011_0204_071230dscf0027

このようになりました。

後は豆まきをして終了ですhappy01

節分の豆知識 ~節分のいわれ~
節分は「季節の分か れ目」という意味で、二十四節気の「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日をいいます。特に、江戸時代以降は「立春」の前日を節分として、様々な行事を行うようになりました。
節分の「豆まき」は「追儺(ついな)」と呼ばれ元々は大陸から伝わった風習です。「追儺」の行事は、俗に「鬼やらい」や「厄落とし」等と呼ばれ、役病等をもたらす悪い鬼(悪霊)を追い払う儀式で、文武天皇 慶雲三年に宮中で行われたのが始まりと伝えられています。